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佐藤優×中村うさぎ  聖書を語る、聖書を読む [読書・映画感想]

はぁ~い、毎日暑くてばて気味のsadafusaでえす。

最近はばてているのに、代謝が悪くて体重があれあれあれ、というふうに増量してしまい、
食べることが唯一の楽しみなのに、それもできなくて、ウガウガウガと欲求不満の毎日です。


うちは私以外の三人は痩せの大食いで、ダイエットしたことないんですよ!
本当にこういう人たちと暮らしていると、
なんて神様って意地悪! 人って不公平に生まれてきているのね、っていう
思いが強くなります。


わたしって、めんどくさがり屋だから最近はほとんど本屋にいって
ぶらぶらしているってこともなくなったんだけど、
この間、夫につきあって丸善に行ってきました。


実はちょっと「聖書」を読まなあかん必要に迫られていて、
だけど、七めんどくさそうなヤツは読みたくなくて(暑いしね)
あ、話だけ、もう一度きちんと把握しておこうかな、と思って、
「こどものための聖書物語」にでもしようかなと思っていたのですが、
ちょうどいい感じで面白そうな本を発見したんですよ!

それは中村うさぎと佐藤優の聖書についての対談集です。


中村うさぎはうっすらと知っていて、週刊誌読むと
「ショッピングの女王」とか連載していてそのでたらめなブランド品の買い方とか
「うわっ、すごいな、この人」って感じで知ってはいた。

あと、電車乗ってるときに、電車の広告のチラシみたいなところに
「ホスト狂い」とか「整形」とか「デリヘル嬢」とか。

でもね、ちょっと文章読んでいて、中村うさぎにシンパシーを感じていたのが、
ブランドを買ったらどういう心境になるのか、ってことを彼女は繰り返し、繰り返し
試しているような気がしたのよね。

彼女はブランド品を買いあさるという一見スノビズムに貫かれたようなことをやっておいて、
買ってしまったら、それがたとえン十万するエルメスのバーキンであっても
たいして大事にしなくて、「あれっ、どっかいっちゃった?」と思ってたら、どっかから
原型もとどめないくらいペッちゃんこになったバッグを発見とか、
ネコがバーキンで爪といでた、とか。

モノを大事にしないんだな、スノッブみたいにそれを後生大事にしない!

結局のところ、「モノはモノでしかない」ってことを理解しているのね。





わたし無知だから、佐藤優のほうはってダレって感じだったんだけど、
夫は賢いので、「もと外務省の人で、同志社の神学部でてる人でたくさん本書いてる人」
と教えてくれました。

はぁ~ん、もっとも神から遠く離れた人に、神学部を出て聖書に詳しい人が
教えるといったそういう対話なのかな、と。
それなら聖書を全く知らなくても、イチからわかってよいかもなぁと。
結構高い本(1700円の単行本だった)を買ったのでした。

でも、読むとね、中村うさぎについてかなり誤解していることがわかりました。
彼女はなんとなんと、中高はキリスト教系のミッションスクールに通い、
しかも中学のときに自らの意思でバプテスト派の教会で洗礼も受けている人なのですよね。

で、佐藤優は中村うさぎの著書を読んで、「きわめてプロテスタンティズムに貫かれたキリスト教の作家だ」と思ったっていうんですよ!

はぅ~~。

わたしなんてキリスト教作家っていうと、三浦綾子とか遠藤周作なんかをついつい思い出してしまうんだけど、彼らってカトリックなのよね。


でね、細かいこというときりがないんだけど、佐藤優はもう、本当に賢い、っていうか大学の先生もやっているくらいだからすごいよね。
しかも、わたしは今までカトリックじゃなく、プロテスタンティズムに貫かれた人ってあんまり知らなかったから結構、新鮮でした。


だけど、今まで欲でまみれた変人ぐらいに思っていた中村うさぎですが、びっくりするぐらい難しい本もよく読んでいて、しかも自分の中にはっきりとした指針みたいなものをお持ちなのよね。

彼女は「お前はブスだ!」と女が男に面罵されることは「おまえなんかこの世にいなくてもいい」というくらい女を打ちのめすようなひどい言葉なんだ、って定義しておいて、

じゃあ、「天然できれいに生まれてこなかったのなら、せめて整形で美人になったっていいじゃない」と考えたそうなのです。

で、高梨整形クリニックではじめプチ整形をして、一応写真に奥菜恵に似てますねってところでおわりにしようかな、と思ったんだけど、職人気質のタカナシ委員長が「フェイスリフトをやらせてくれ」「そしたらもっと良くなる!」とか言って今の顔になったそうですよ。

それ以来、うさぎさんは美醜というくびきから解放されたそうです。
なぜか―。
それは美醜についてはもう自分が責任を負わなくていい、って思えたからなんだそうです。
「美人ですね!」って言われても「あ、それはね、タカナシの腕がよかったんだよ」と思えるし、
「ブス!」って言われても、「それはわたしの責任じゃないよね」って。

だから、整形で痩身できるのなら、それはそれでいいのかもなぁなどと、夜中に天一のラーメン食べても全く太らない娘を持つわたしなどは思います。
「親からもらったからだにメスを入れるなんて」って言ったその口で
「ブス、ブス」とよく言われてきた私なんて、若い頃は本当にコンプレックスの塊で
「自分だって好きでこんなふうにうまれてきたんじゃないのに~~」ってよく思っていました。



あと、まぁ中村うさぎが作家だから当たり前といえば当たり前なのかもしれないけど、
本当に難しい本もよく読んでおられて、サリンジャーの「フラニーとゾーイ」の話にもなって
ああ、あたしってそういえばサリンジャー一冊も読んだことがない!とか思って反省しました。
(だから今読んでる)


わたし、本が好きとはいっても、意外とそんなにたくさん本を読んでいるわけでもないし、
また読んだ本について深く理解しているわけでもない。

死ぬまでにはせめてもっといろんな本を読んでみたい、とは思うけど、
佐藤優のカルヴァン派の「予定説」によると人間ってあらかじめ、それぞれのキャパシティが
決まっているそうで。

じゃあ、あたしなんかいくら努力しても、ただあがいているだけなんだな、
きっと神様のノートにはわたしの名まえなんて書かれてなくて
たぶん地獄行きなんだろうな、と思うとやるせない(わたしは楽観主義者じゃない)

わたしみたいに、自分がバカでブスだってことをはっきり自覚できている人間が一番不幸よね。バカでもいいけど、自覚できるほどのこんな賢さならいらない、っていうの。神様は本当に残酷。


聖書を読む (文春文庫)

聖書を読む (文春文庫)

  • 作者: 佐藤 優
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/02/10
  • メディア: 文庫





聖書を語る (文春文庫)

聖書を語る (文春文庫)

  • 作者: 佐藤 優
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/01/04
  • メディア: 文庫



でも、佐藤サンの聖書の解説は非常に参考になりましたので、
彼の解説した新約聖書の本もまた読んでみたい、と思います。

nice!(3)  コメント(3) 

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コメント 3

sadafusa

あ、なんか赤字の太字の大きい字にすると、
凄くインパクトあるよね。

ごめん、ごめん、これ読んでいるとなんか壊れたみたいな感じするけど
別にそうでもないの。

ちょっと暑いから~~。

by sadafusa (2017-08-12 14:59) 

ぼんぼちぼちぼち

中村うさぎさんの著書は読んだことないのでやすが、精神的に病んでる人だなあと感じてやした。
理屈として理解できる部分もあって、こういう考え方生き方しかできなくて辛いだろうなあと思いやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2017-08-13 19:38) 

sadafusa

ぼんぼちさん

書き込みありがとうございます。

うさぎさんはね、どれだけ痴態の限りを尽くしてみても、それを遠いところから冷静に見ている第三者としての自己認識っていうものがあるんですよ。覚めているんですね、実は。
それが本当に可哀そうというか健気というか、人間って哀しいなあって思うんですよね。
by sadafusa (2017-08-13 22:19) 

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