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時間の記憶 第四章 5 [窯変 ベルサイユのばら]

皆さま、本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます!

今日は、結構盛り上がる場面です。

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ところで、わたくし一昨日、たのしみ~にしていました
ネマニャ・ラドロヴィチのコンサートへ行って参りました。



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最初はなんか緊張していたのか、調弦が合わなくて変な濁りがあったものの、
だんだんノリノリになってきますと、
もうこれはなんだっ?っていうくらいの神業パフォーマンス。

最後なサイン会があったので、「もしかして…」と思って
事前に購入していたCDを持って行って、サインもらいましたともさ。



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舞台で見ると、ほっそりしているからかあんまり背が高く見えなかったんだけど、
サイン会に来ると、もうばっちり180センチは優にある大きい人でした。

で、これどうなってるの?みたいな2ブロックのヘアスタイルでした。

ネマニャってセルビア人なのね、だから彫りもいわゆる我々が思うような
西洋人ってほども彫りが深くなく、どことなく東洋人っぽいんよね。

で、この人はこの小説で最後に出て来るジプシーのモデルになってくれた人なのよね。

わたしは何事によらず、そのモデルというか、典拠を必ずなにかに求める人なので
彼はわたしの創作におおいにやくだってくれましたのよのよ。

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もうデュラックの若旦那のところへ嫁にくしか手がなくなってきたマチルド。
でも、どうしても自分の恋心を抑えられなくなって、
たまたまふたりきりなったときに自分のこれまで抑えて来た思いのたけを
ぶちまけるのです。

ですが…。





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時間の記憶 第四章 4 [窯変 ベルサイユのばら]

皆さま、本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます!


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コメント欄で、
もし、オスカルさまがジェローデルと結婚していたら、っていうのと、

もしアンドレがいわゆるファンの間で「ブラびり事件」と称される、レイプ未遂事件を
未遂ではなく、完遂していたら、どうなる?

っていうのがあって、ちょっとわたしなりに考えてみました。

このふたりの性格を分析しますと、

オスカルさまは、自分の行動理念に固執するタイプで、
自分の恋愛感情などより、「理想」を追求するんです。
理想のためなら、案外自分の感情などは犠牲にできる人なのです。(と考えました)

それに対して、アンドレはなによりも自分の感情に固執するタイプ。
あれだけ自分に才能や将来性がありながら、簡単にそれを捨て去ってしまっている。
そこに並々ならぬオスカルさまに対する執着を感じるのです。

その執着というのも、オスカルさまを単なる女と見ずに
オスカルを通して、「カミの神性」を見ているのですね。
あるいは、「美」という神の想念のひとつの側面が
オスカルという肉体をもった人間を通して具現している、と見ているのではないかと…。

ここら辺にふたりの生き方の違いがあるように感じます。

とすると、もしオスカルさまがジェローデルと結婚したりすると、
どんなふうに筋考えても、アンドレは『嵐が丘』のヒースクリフ化してしまうんです。

逆にわたしはヒースクリフという人間を今までよく理解できなかったのだけれど、
こうやってオスカルがキャシーだとすると、ヒースクリフのあのマッドで恐ろしい心情が
よくよく理解できます。なるほどなぁ~と。

そういえば、キャシーとヒースクリフ、オスカルとアンドレって
設定がよく似ているんですよね。

幼なじみであり、身分違いの男女ってところが…。

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あと、もしレイプが完遂されていたとしたら、
もう、オスカルさまは絶対にアンドレの存在まるごと拒絶だと思います。
下手したら、軍隊なんか即刻辞めて、修道院に入って隠遁生活をしそうです。

絶対によくある男女のなれ合いのようにはならない、厳しいものがありそう。
でも、そこでアンドレが自分の欲望を抑えられたのは、やはり
オスカルの中に潜む神性を穢そうとしていることに気づいたから、
あと一歩というところでやめることができたのかも。

あ~、なんかオスカルって巫女っぽいのかな~。

で、またこの二人が別れた後、どういう運命をたどるのだろうと考えてみると、
モーパッサンの『ベラミ』を思い出すのですよね。

自分の美貌と才能だけをテコに金融界の頂点へ昇りつめる男、ジョルジュ・デュロワ。

ああいう、冷たくて損得ずくで女を手玉にとる男になっているかもしれないな~と
ちょっと思いました。




さて、まったく乗り気ではないプロポーズをされて、憂鬱なマチルド。
本当のことを言えば、気の添わない結婚をするより、
風変りで美しいオスカルさまのそばで一生仕えているほうがどれだけマチルドにとって
仕合せなことか。

でも、マチルドは実の親以上に愛してもらったオスカルさまを悲しませるような、
そんな恩知らずなことは言えないのでした。


オスカルさまはオスカルさまで、今まで自分の美貌をさんざ持ち上げられて、嫌気がさしていたのか、
あまり人の美醜にはこだわらない人間なんですよ。

でも、どれほど美というものが人間にとって強い誘因力をもっているかってことに
気がつけば、マチルドの悩みってものが汲み取ってやることができたかもしれないのです。
そこがね、ちょっと鈍いかな。というかオスカルさまは本音も建前もない、
本当に真っ直ぐなお人なんですよ。




さて、どうなる?

今日も引き続きお楽しみください。














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時間の記憶 第四章 3 [窯変 ベルサイユのばら]

皆さま、本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます!

この物語は1Pあたり、およそ2000字で110ページほどあるのですが、
今はちょうど44ページを過ぎたあたりなのです。

ここまでは比較的快調に描き進めていくことができたのですが、
さすがに書いていても辛くなってきて、なかなか進めることができなかった
箇所なのです。結構何日も悶絶していたかも…。

ただ、わたしの書き方は一応最初から最後まで飛ばさずに描き進めていくタイプなのです。

なんだかな、人間というものはいいも悪いもないな、とは思いながらも
アンドレやマチルドが持つニヒリスティックなところが
自分でもやれやれといった感じで持て余し気味になって…。
というか、私自身が実はそういう非常にドライに割り切るタイプなので、
人物の中につい自分を見出して知ったようでちょっとしんどい箇所でした。



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昨日、コメントの中にありました、
「アンドレは女たらしで相当なすれっからし」とマチルドが語っています。

でも、これはマチルドが単にそう感じて語っているのであって、
本当にアンドレがそのような人物なのかどうかは、読み進めていく読者の手に委ねられています。
孤児であり、使用人であるけれど、オスカルに非常に大事に育てられた
ある意味箱入り娘のマチルドは世間というものを知っているようで、
やっぱり若い女性らしく妙に潔癖なのですね。






どうぞ今日も楽しんでください。





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時間の記憶 第四章 2 [窯変 ベルサイユのばら]

皆さま、本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます!


さて、マチルドのほうですが、
だんだん彼女もね、窮地に陥っていくんですね。

オスカルさまもアンドレも、なかなか自分を貫くのは難しかっただろうけど、
だからといってマチルドみたいな凡人だって生きていくことは難しい。

マチルドはこのどうにもならない悪連鎖から逃れようと
ある決心をするのですが…。

世の中の多くの人は多少なりともマチルドみたいな思いをするんじゃないかな。
マチルドはオスカルさまのお仕込みもよかったのか、結構辛いことも我慢して
努力できる子なんですよ。

それでも…ってところが運命の厳しさなのかなって思う。




引き続きお楽しみください!!!
















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時間の記憶 第四章 1 [窯変 ベルサイユのばら]

皆さま、本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます!

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さて、今日のトピック。
昨日、わたしは筋金入りのイケメン・ウォッチャーだとカミングアウトしてしまいました。

で、若い方は知らないだろうけど、sadafusaの今も昔もストライクゾーンど真ん中男は
この方、リッキー・マーティンです。

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まぁ、好き嫌いがあると思うけど、わたしはこういうハッキリした顔の人が好き!
で、ラテンっぽい甘さがあるというか。
踊りも歌もめっちゃくちゃいいです。


ネクスト!
わたし、好みの系統にラテンとブリティッシュとふたつありまして、
ブリティッシュ系で好きなのはこの方、ルーク・エヴァンズ。
ガスト~~ンで、今人気ですよね。

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でも、彼、以前「三銃士」とか「ドラキュラ0」とかにも出てた。
ふたつともくだらなさ満載の映画だったけど、男前度は100だったわよ。




最近、NHKで放映されたBBCのドラマ『そして誰もいなくなった』で出演していた
エイダン・ターナー。うお~、このド迫力な顔。ヤバ過ぎる。

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と思っていたら、今007の最有力候補だそうです。
目がね、もう『オオカミの眼』っていうのかな、迫力あるのね。
こういう人実際に近寄られると怖いだろうけど、
スクリーンでみるならOKよっ。


最後!エイダン・ターナーで思い出したので、この人!

ティモシー・ダルトン!
この人も『オオカミの眼』ってやつだと思う。

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自分が若い時は、「なんて怖い顔の人なんだろう」と思ていたけど、
今見ると、とっても苦み走ったハンサムなんだよね。




オマケ
この間、隻眼ラブなトピがあったので…
わたし隻眼の人でこれ以上に美しい殿方は知らないわ…。
それは~、アラン・ドランのタンクレディですね!

子供の頃はむしろ、みんなが「美男、美男」って騒いでいた意味がわからなかったのだけど、
こうやってみると、やはりそのものすごさ、っていうのが解りますね。


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物語もとうとう第四章に突入しまして、
話も佳境に入りつつあります。

もう、結末は誰でもわかっている話なのですが
視点が変わると、また別の物語になる、っていうのを書いてみたかったのですね。

それだけにまた、整合性という面からみると、結局最後まで構成をきちんと
整えることができなかった、という悔やみもあるのです。
なんにせよ、ある程度まとまった文章を書くのは本当に難しいものです。

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時間の記憶 第三章 7 [窯変 ベルサイユのばら]

皆さま、本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます!

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昨日、コメントで『キャプテン・ハーロック』に言及された箇所がありましたので、
わたしのハーロックの思い出を少し。
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わたしねハーロックのOPの歌は知ってるんですよ。
だから、見ていたんだと思うのね。
それに結構好きなキャラだった。
なんかそれまでは主人公が少年ばっかりだったのに、
結構れっきとした大人で、しかも長身でって。

なにかこんなふうな感じでマントがたなびいていたな、とか
こんなふうな感じでしゃべっていたなぁというのはぼんやり思い出せるのですが、
なぜか内容についてはウロ覚えで、「あれ~、どうだったかなぁ~? どんな話だったっけ」って
なんか覚えていないんです。

つらつら考えてみますと、当時『宇宙戦艦ヤマト』が爆発的な人気で
みなさん『ヤマト、ヤマト』ばっかりだったような?
ですが、そのあとTVで『銀河鉄道999』が放映されていて、その話はよく覚えている。
なんだろうね。色々あり過ぎて混乱していたのだろうか?

でも、ハーロックって松本零士の作品の中には、ほかの作品にも出ていて、
わたしは『キャプテン・ハーロック』よりも『わが青春のアルカディア』のほうで
ハーロックを知ったのかもしれない。
なんかメッサーシュミットが出てきて、戦争モノだったような気がする。

それで、どういうわけかめっちゃ高校生のくせに、罰当たりなんですけど
どっちかというと、ハーロックと言えば実は『ガン・フロンティア』のほうが
馴染みが深かったという…。なんか「え?」っていうくらいめっちゃ、ありえないほど
〇〇かった。そういうやばい本なのに、どういうわけか自宅のトイレの棚にぽんと
シリーズを積み上げていた。

うちの家族は、とにかく放任主義だったので
なにをしていても叱られるなんてことはなかったですけど…あはは。
これもひとつの怪我の功名というヤツですわw137986747508737431225_2013092202.JPG


今にして、松本零士のこんな絵を見ていると、決してウマい絵じゃないんだけど、
味があって、哀愁があるっていうか、ムードがあっていいな、って思う。

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今回で第三章は終わりで~す。
みなさま、よくお付き合いくださいました。
ありがとうございます。

ルイ16世、マリー・アントワネット、フェルセン、オスカル、アンドレ、マチルドと
一個ずつずれていけばうまくいくと思うのに、そうはならない恋ばかり。

いつもは優しくソツがないアンドレなのですが、このときばかりは
つもりにつもった鬱憤をマチルドに浴びせてしまいます。

お互いに報われないもの同士、ちょっとやりきれないシーンです。












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時間の記憶 第三章 6 [窯変 ベルサイユのばら]

皆さま、本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます!

今日のは、以前「期間限定」で掲載していた部分でありまして、
わたしの、特にお気に入りの部分です。
この部分が書きたくて、この第三章は存在しているようなものです。(笑)


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この場面を思いついたのは、ある映画がヒントになっておりまして、
今は亡き、リバー・フェニックスとキアヌ・リーブスが主演の
『マイ・プライベート・アイダホ』って映画なのです。

ふたりとも、まだ二十歳そこそこでもう、キラキラしていて、お肌つるっつるで
しかも、二人とも成人男子なんだけど、どこかこうまだ少年っぽさが残っているっていうか
ごついオトコ~って感じでもなくて、
ひょっとしたら、どっちかが女の子なの?みたいな不思議な透明感がある映画でした。

それを思い出したんですね。
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レディ・オスカルのカトリオーナ・マッコールのこと、前回にも書いたけど、
傍から見てオスカルとアンドレは「あ、これは明らかに男と女だな」って見えるのは
良くないんです。

ん? ふたりとも男なのか?
いや、 もしかして女なの?
どっちが女?
みたいな、不思議さがこのふたりの身上だと思うんで。




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時間の記憶 第三章 5 [窯変 ベルサイユのばら]

皆さま、本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます!


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さて、今日はちょっと違った趣向でここで駄弁らせてもらおうかなと思いました。

そのタイトルは『性差と能力』です。

わたしももう、古い人間になってしまったので、世の中のニュースを見ていて
ときどきハッとすることがあるのですが

日本の教育はすでに男女差はないなぁと思ったことです。
今の親は「この子は長男だし、大学へ入れてやろう」とか「アンタは女だから高校までで我慢しないさい」という時代はほぼ終わったのかな、と。

この間、わたしの地元の京都の短期大学のニュースがありまして、
ちょっとびっくりしたのが、その短期大学の生徒の中にも
結構、男の子が多いということ。

その学校は「管理栄養士」になるための学校だったのですが、
「ああ、やっとそういう時代になったのだな」と思いました。

昔、看護師や栄養管理師などはほとんど女の仕事だったように思うし、
今は普通に四大へも男、女の差もなく進学するようになりました。

まぁ、ですがまだ日本は実社会においては男女平等とはいいがたいとは思いますが。



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さて、時代は遡ります。

ナポレオンの時代なのですが、
ネッケルの娘である、スタール夫人ですが
この方は、ものすごく頭がよかったらしいです。

ですが、男性原理のマッチョ社会が好きなナポレオンは
こういう男勝りの女性が大嫌いだった。

でもスタール夫人はナポレオンの才能に惚れて
「ふたりで力を合わせればやれないことはない!」と
求愛したそうです。
ですが、当然ナポレオンは拒否。

で傷ついたスタール夫人は
「知性に性差はない」と、言ったそうなのですねぇ。

はい、

そこで、物語を考えているときに、この話がよく頭をよぎりました。

オスカルさまの時代は「戦争は絶対に男しかできない領域のものだ」
とみんな信じていたでしょう。

実際、女には「戦争とは」、「どうやったら勝利したといえる状態にあるのか」
などなにもわかりません。

でも当たり前です。そういう教育を受けなかったからです。

しかし、ここにそういう素養のありそうな女の子がいて、
そういう専門教育を受けたとしたら、伸びる可能性がある。

そして、立派な軍人として、指揮官として、あるいは戦略家として
世に出ることも可能です。

そうなんですねぇ、別に女の子だってストラテジーを考えることはできるんです。
でも、ストラテジーを考えられるからといって、
まるっきり人格さえもが男なのか、女らしい要素は皆無なのかというと、
そんなことまったく関係ないです。

じゃ、女性棋士は性同一障害なのか?違いますよね。
そういうことですよ。世の中、男よりチェスの強い女だっているもん。




そういう能力と女性らしさ、男性らしさとは全く別のものです。

例えば、『トップガン』のトム・クルーズ扮するマーベリックは天才パイロットですが、
その彼を指導する教官はケリー・マクギリス。
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♬ highway to the danger-zone めっちゃ好きな映画だったわ。トムかっこよすぎる~ もうすぐ『マミー(ミイラね)』って新作もあるのよ!




別にそういう能力はあっても、ふたりは恋人同士になったりしますし、
そういうことと、こういうことはまったく性差の問題じゃないのですね。


結論
だから何を言いたいのか、っていうとオスカルさまは、ジャルパパのお蔭(?)で
男の格好して軍人しているけど、それは時代がなせる技なのであって、
別にそれだからって、女を捨てているわけじゃない、ってこと。


でも、オスカルさまの前には先例がいないから、
なかなかその人生は厳しかったということです。
そして彼女自身、自分の生き方について少々混乱を生じているのですよねぇ、
今的な目で見ると…。

なにごともね、その道のパイオニアっていうのは辛いもんなんですよね。










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時間の記憶 第三章 4 [窯変 ベルサイユのばら]

皆さま、本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます!

わたしのブログ人生で昨日は初の快挙がありまして、
SO-NET上総合アクセスランキング741位とものすごく好成績を収めました。
アート部門でも29位とかなりいい線を行っているのです。




こんな超オタクで、駄ブログなのに本当になんといっていいものやら!
これも、皆さまのお蔭と御礼申し上げます。
ほんとうにありがとうございます。



これもひとつには最近とみに多くなっているコメントも
アクセス増加のひとつの要因なのではと拝察しております。
もう、ブログの主のわたしがたじたじになるほど、
ここに書き込んでくださる方々の感受性、観察眼、広大に知識に
ほとほと感心しているのです。


朝いちばんに読んでくださっていると伝えて下さった方、
拙オスカル、アンドレに共感できる、とおっしゃる方、
あしたの続きを楽しみにしていらっしゃる、とおっしゃる方、

どの方、どの方にも感謝です。
そして書き手のわたくしが思ってもいなかった、
物語から導き出される洞察力にこっちのほうが
「はぁ、そういう考え方もあるなぁ」と
感心させられるのです。

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ちょっと気になったのが、ものごとにはいろんな解釈がありますので、
読み手さんが「これはこうこうこうだな」と思われたことは
それが一番正しい解釈です。

特にわたしの作品は含みが多く、どんなふうにでも
解釈が可能かと思います。

(もし、わたしが他の方のコメントにレスしたときに
「そうですね」と返したとしても、
 ご自分の考えが否定されたとお考えにならないでください。
 物事は常に重層的で、多面的です。)
また、失礼があったこと、この場を借りましてお詫び申し上げます。

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またつらつらと思いますに、実社会で働いておられるにせよ、
専業主婦であるにせよ、兼業主婦であるにせよ、
既婚にせよ、未婚にせよ、
なかなか、こういう話題はできないものだと思います。

人と場所を選びますよね。
かくいうわたしなど、実社会で、「ベルばら』の「ベ」の字もしゃべったことがありません。




でも、ベルばら人口も幅が広いというか、多いので、ここに来られる方で
わたしの小説を読んで心の琴線になにがしか触れる人というのは
やはり親子関係で悩んでおられたというか、苦しんでこられた方が多いのかも…
と拝察いたしております。






ということで、世間では「おばはん」で通っていて地味~~~に暮らしているわたしでも
実はこんなにもはっちゃけた部分もあるという、一種の自己発露の場でもあります。
(リアル世界の住人には内緒で。誰もわたしがこんな小説を書いていることすら知らない)



さて、プライベートなことで恐縮なのですが、
この週末に義理の息子が、イギリスへ何年間かしばらく修行しに参ります。
妻である娘のほうは、日本でも画家活動があるので、
ここ一年ほどはイギリスと日本を行ったり来たりするらしい。

義理の息子は今はゲームを中心としたイラストレーターなのですが、
もう、切れるようにデッサンが上手く、
わたしの扉の絵も「サラサラサラ」とあっという間に描いてくれました。

描いたあとで、わたしの小説を読んだらしく、
「おかあさん、もうちょっとシリアスな絵柄にしておけばよかったですね。
 ちょっと悪いことしました」
とか優しく謝ってくれる人です。

ですが実は彼は絵本作家になりたい、という野望があり、
児童文学のメッカである、ロンドンで勉強するのだそうです。

それはそれでまことに結構なのですが、本当に素敵な人なので
義理母としても別れるのはかなり辛いです。

いろいろと都合もあるので、16日に家族で集まって
お別れパーティーをするつもりなのですが、
今からそれを考えるとやっぱり辛い。

義理の息子にこんなに愛情を抱くこともあるのだなぁ、と
ちょっと前まではまったくの他人だった彼との
不思議な人生のめぐりあわせに驚いているのです。



昨日、12日は彼らの結婚式でもありました。そういえば(笑)




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今回のマチルド、書いていて可哀想でした。
脈の無い人を、そんなに好きになってどうするの?

ステキな人はほかにも、もっともっとたくさんいるのに!
どうしてよりよってアンドレなんか…。
と内心思いました…。(笑)

でもマチルドもそうなのですが、
アンドレだって辞められるものなら、
こんな苦しい恋はしたくなかったでしょう。

世の中というのはままならぬものです。







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時間の記憶 第三章 3 [窯変 ベルサイユのばら]

皆さま、本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます!


昨日はフライングしてしまって大変申し訳ありません。


昨日、実写版の Lady Oscar の話がでましたので、ちょっと。
いつも思うんですが、フランス語版でもタイトルはLady Oscarなんですか?

Ladyに当たるフランス語はないの? イタリアでもレディ・オスカルだったような気がする。

そしてカトリオーナ・マッコールのオスカル。
う~~ん、あらゆる意味でミス・キャストだわ。
彼女、オスカルを演じるにしては小さいんだもん。
でもって、アンドレやっている人が妙に大きいよね。
こんなに身長差があってはならぬ、と思うよ。


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脚が太い!(いや、もしかしたらそうじゃないのかもしれないけど、太くみえる!)


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どう見たって、女にしか見えませぬ。

あとね、やっぱりあらゆる意味で製作費が足りない感じがするよね。
あと、監督さんが、ジャック・ドゥミーだっけ?
まったく本質を理解していないような気がするなぁ。
やっぱり当時は海外ってのは、遠いところだったんだろうって気がするな。

う~ん、なんてのかな、もっとシャープな感じが必要だと思う。
ミラ・ジョヴォヴィッチとかさ、アンジェリーナ・ジョリーとかさ。
いや、決して合っているとは思わないけど、あれぐらいのシャープさがほしいな。


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ジャンヌ・ダルクのときのミラ。男かと思う程の迫力。かっちょい~。

トゥームレイダーのアンジー。彼女は顔はともかくそれこそ、鞭がしなるようにスレンダー。
加えて乗馬シーンとか決まってる。アクションが出来る人じゃないとダメだわ~。
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ジェシカ・アルバも個人的には好きかも。これぐらい脚が長くて細くないと~。
(彼女はわりとどんな役でもこなせるのよ。アクションできるんか解らないけど)

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あ!思うんだけど、わたしオスカルさまやるんだったら、
個人的にアナ・ムナグリスがぴったりだとおもうんですけど!!
お顔もクールな美人だし、なんか知的だし。
射るような眼っていうのもあっていると思う。
モデルだから身長180センチくらいあるし、
手も足も長くてきれいだし、なんといってもアンニュイな雰囲気がたまらない!!


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閑話休題







またまた、お屋敷うちの使用人事情みたいなものを延々と書いていますね。
わたしは結構お屋敷が好きで、『怪人二十面相』などが偲んでいるんじゃないかと思われる
洋館があったりすると、ど~しても行ってみたくなる人間なんです。

まぁ、いろんなタイプの洋館がすきなことは確かで、近代的な設備の切れるように
ハイ・ファッションな家もそれはそれで好きですが、どういうんかな、こういうのは
非常に快適だけど、「ここには昔どんな人がすんでいたんだろう?」っていう
想像の余地がありませんね。

で、以前、東京の岩崎邸に行ったことがあったのですが
まぁ、建物自体はイギリスの屋敷の猿真似でどうってことはなかったんだけど
びっくりしたのが、お屋敷に地下があって、庭の下にも地下道があって、
人目につくところに使用人の姿が見えないように設計されていたことでした。

で、やはり岩崎邸もご家族が4、5人なのに対し、使用人が100人ほど働いておられまして
なるほど、なるほどと今回の小説を書くにあたって、それも参考にしました。




昨日の件ですが、
わたし、最後の最後で、どうしても文章を推敲してチェックしないと気が済まないというか、
心配なんですよ。必ず変な文章を見つけてしまうので…。


ですから、なんか二度同じ文章を読むのもなんですし、
昨日は1.5倍と言っていましたが、切りが悪いので思い切って2倍、つまり二日分、
文章を足しておきました。


悩ましいです。オスカルさま。

オスカルさまはあんまり自分の容姿というものに興味がない人なので、
自分がどんなに魅力的で男心を狂わせているのか、まったくわかっていません。
こんな人に始終そばに付き従っているアンドレは正直マゾだと思います、ハイ。(笑)

ただ、書いていて思うのですが、アンドレは『秘められた名前』のところで
オスカルさまの全裸をばっちり見ています。

だって、ドレスを全部脱がせてあげていたんだもん。
かつらを取って、胴を締めあげていたコルセットを外してあげて。

ドレスも脱がせてあげて…。

つまり、ばっちり触ってもいるわけ。

でもね、オスカルさま、たぶんもうそういう不慮の事態について
アンドレを頼らざるを得ないので、そういうこと、ある程度諦めているんだわ。

というか、信頼していたんだろうね。


ある時点までは…。






















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お知らせ [雑文]

すみません!

ちょっと明日の分がフライングしてUPされていました。

一部読まれた方は、ラッキー(?)

いや、そんなこともないんだけど、やっぱり明日は明日の分ですので、
一応取り下げさせてください。

あした、また改めて読んでくださいね!!

本当にご迷惑おかけしました。

明日もよろしくお願いします!

時間の記憶 第三章 2 [窯変 ベルサイユのばら]

皆さま、本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます!

ああ、今日はこちらのほうはついにネタが尽きた!
また、なにか面白い質問とか、感想をお待ちしております! (笑)

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さてと。
マチルド13歳、アンドレ22歳、(オスカル21歳)の出会いです。
マチルドの本当の年齢は誰にもわかりませんが、オスカルとは8つぐらい違うという設定にしました。

子供のときの1年差って結構大きいですからね。
ましてや8つも違えば、そうとう大人に思えると思うのです。
わたし、自分が小学校に入学した当初、小学校4年生のお兄さん、お姉さんが
私たちの部屋に来てくださって、お掃除してくれたのですが、
そのとき、ものすごく大きく見えました。
ましてや、高学年のお兄さん、お姉さんなんて大人過ぎて話しかけるのでさえ
気おくれしたことを覚えています。

でも、子供とのきはそうであっても、大人になると
「あれ? 実はそんなに歳が離れていたわけじゃなかったのね」
という感想をマチルドはオスカルさまとアンドレに持ったことだろうと推測します。


マチルドは今の感覚でいったら、小学校レベルしか出てないんじゃないの?
って感じですが、それでも平民の女の子だったら、自分の名前さえ書けない人がほとんどだった
ことを考えれば相当なインテリです。

ま、オスカルもアンドレもきちんと教育を受けたのは14、5までですので、
昔は大人になるのが早かったということです。

6年間も離れて暮らしていたわけですが、マチルドはOAと再会すると
昔とはまた違った発見をしてしまうのですねぇ。
また、昔は子どもだったから、単にオブザーバーとして観察していただけですが、
今度はその渦に次第に呑み込まれていってしまうのです。








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イイオトコの系譜① [雑文]

皆さま、こんにちは。

さて、日ごろの拙作『時間の記憶』をお読みくださりありがとうございます。
そして応援ありがとうございます。
最近はたくさんコメントを下さる方も多く、またその内容も
さすが「大人!」と思わせるような素晴らしいものばかりです。

そうなの、青臭くなく、さりとて「おばさん」臭くなく、
ましてや「所帯」じみてもおらず、みなさん、きっとジャンヌ・モローみたいな方ばかり!
なんじゃと想像しております。(笑)


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(もっとお歳を召した写真ものっけようかなとも思いましたが、止めておきましょう…。彼女の後年の魅力は動いていてこそ、発揮されるものだからです)


さて、タイトルが「イイオトコの系譜」ですよ!
でたっ!て感じでしょ?

不定期連載にしていこうかなぁ~と、今考えたところです。

さて、sadafusa、一番の趣味は、フラワーアレンジメントでもなく、編み物でも、ソーイングでも
ありません。

それはね、「いい男ウォッチング」です!(きっぱり)
とはいえ、一概にいい男といっても、それはいい男=イケメンというわけでもないんですねぇ。

そりゃ、お顔が美しければ、いい男に近づくことはそうじゃない方より可能性は高いけど、
でも、なんての、必ずしもイケメンだからっていい男じゃない、っていうのが
わたしの日ごろ考えるところであります。

二次創作でありながら、拙作のアンドレ、理想とおっしゃる方も多くて
とてもうれしいです。

たぶん、その方とわたしの胸がキュンキュンするツボが一緒なんでしょうね。





これからキュンキュンするツボとはどこら辺にあるのかさぐっていきたい、と思っております。
また、思うところがあれば、コメントくださいませ。

お待ちしております。

さて今日は①なので、原作のアンドレで行ってみましょう!

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あ、違った…めんご、メンゴ(笑)
つい、アンドレで画面検索したら、このオンパレードだったもんで、びっくりしちゃって。
この衝撃をあなたにも味わってもらいたかった。(笑)
だけどさ、この方、肩幅が普通にみても、明らかに左右非対称よ。
すごい身体の使い方してんだろうね…(変なところに感心する)


これです! アンドレ・グランディエ!!

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いいよね、このころのこのくちびる。適度に肉厚でさ、それできっと締まった品のある口許。緊張感もあって…。ペンも走っているのよね。素晴らしいわ~~。


ついでも最近のコラボの絵も。
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なんでしょうかね、「なろ抱きビッテスタイル」って。

年寄は解りません。ってか、最近『壁ドン』とか全身真っ黒の犬だわ!
(全身真っ黒の犬→尾も白うない→面白うない タハハ)

ただね、この顔みて思ったんだけど、
アンドレって目が大きいなって思ったの。オスカルは切れ長の目じゃん?
きっと小さい頃はかわいい顔していたんじゃないかなって思ったの。

わたしね、実は『ベルばら』のこと長らく忘れていたの。
前も言ったと思うけど、一昨年あたりかな、アニメのベルばら初めて最初から最後まで見たのね。
で、わたしってACなもんですから、すごくアニメのオスカルさまに同調しちゃってものすごく感動したのよ。

まぁ、そこらへんは表ブログで熱く語っているから、ここでは詳しくは語らないけど、

で、なんての、それから原作読み返したんですわ。
で、思ったのが、「なんか…斎藤工に似ている!」

タクミって好きな人が多いのか、嫌いな人が多いのか分からないけど、
私は彼が『昼顔』でブレイクする前から結構好きだったのね。

『ガラスの家』とか、やっぱり上戸彩ちゃんと共演していたNHKのドラマとか(名前忘れた)
あと、今ブレイクしている吉田鋼太郎が父親やっていた『カラマーゾフの兄弟』だとか。

声がわりと好みだったのと、ちょっと群れない感じ、でちょっとセクシーなところがすきだった。
特に好きだったのが、彼の顎からのどぼとけ、そして胸につながる線がきれいだなぁと思った。
だからVネックのTシャツとか抜群に似合っていたかな…。

要するに彼は首が長いのね、たぶん。

ただ、最近はさすがに彼も30代の後半に差し掛かってきているので、
『若者』をやっているのはさすがに辛いものがあるような気がして…。


それでどこがどう思ってタクミがアンドレになるのか、
ちょっと自分でもわからないんだけど、
なんかこう、シャイで寂しそうなところになんとなく惹かれたのかな。
いや、ふたりともどこかダークな感じがするからなんだと思います。
そう、わたしはあんまり真っ正直でとか、善人で、とかいう人間は好きじゃない。

アンドレのあのほの暗いオスカルに対する欲望。
やっぱりアレが最大の魅力じゃないですか?

ああいうセクシーな人に実際迫られると
それから逃れることは並大抵じゃない。



でも、原作をぜ~んぶ読み通した限りにおいては、
ん~、アンドレって性格的にあんまりそう好みでもないのかな~、

ちょっとストーカーっぽいっていうか。

この際だから、大幅に作り替えちゃえ!と思ってかなり改変したの。
でも、理代子先生に成り代わっていうと、

毎週連載って、怖い!
だって、書き直しできないんだもん。
わたしには絶対に出来ない芸当です。
書き下ろししかできない。

でもさ、文ならいいよ、一度なにかの雑誌に乗ったやつでも
あとから文を直した小説なんて山とあるし。

でも、漫画はね!
だからこその迫力みたいなものもあるけど。
生原稿みたら一筆入魂の出来栄えだった!


読んだ感じじゃ、アンドレってそんなに最初は重要な人物じゃなかったような
気がするのね。で、ロザリーの恋人に持って行くつもりだったんじゃないかな。

でもそうするのは止めて、新たに似たような感じのベルナールを配したあたりから、
理代子先生はアンドレをオスカルにくっつけるかどうかを考えていたに違いない。

まぁ、ほかにも候補としてはジェローデルとか、アランもいたわけだし。

お話を作るっていうことは本当に難しい。


タクミとアンドレの関係ですが、ふたりとも
ボディラインがきれいなところが共通していた。
(まとめです 汗 スッゲー無理やり感が…)



それでは、この辺で!!






時間の記憶 第三章 1 [窯変 ベルサイユのばら]

皆さま、本日も当ブログにお越しくださいましてありがとうございます!!!


お蔭さまでアクセス数は、回復いたしました。
焦りまくって、途中でトピを一つ増やした甲斐がありました(苦笑)


さて、今日のトピックは何にしようかな…
そうそう、前のトピックでルダンゴトのドレスについて言及しておられた方がいらしたので
ルダンゴトのドレスというかオーバーというか、
まぁ、それと軍服の関係について考察していきたいかなと思います。

まずですね、わたしも『ルダンゴト』って言われて
「えっと、なんでしたっけ?」って感じでしたが、


意味はね、《「ルダンゴット」とも》1 女性用の、広い肩幅で、ウエストのくびれたシルエットのコートの一種。2 男性用の長いオーバーコート。[補説]英語のriding coatがフランス語になまったもの。

だそうです。ラィディングコートってフランスへいくとルダンゴトになるんだなぁ。


実物はね、こんな感じですよ。

もともと乗馬服からきているんでしょうね、これって。

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別に革命前から女性だって乗馬していたわけだし、その場合はこんなふうな感じの服をきていたのだろうと思います。

『秘められた名前』のとき、オスカルさま、女性ものの乗馬服をお召しになっている設定だったので、まぁ、一応しゃらりと調べてみたけど、これって男女は上着ではあんまり変わらないの。
要するにズボン履いているか、スカート履いているかの違いだけで。

でも、これってもともとユサール騎兵の影響を受けているっていうのはわかるな。
ユサール騎兵っていうのは、もともとハンガリー発祥のものなのだけれど、
18世紀になったらどこの軍隊にもいました。


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これって解説にはブランディンブルグ飾りって書いてあるけど、
昔、きれいに訳せなくて『肋骨飾り』って言っていたの。
言い得て妙というか、いや、イメージとしてはわかるけど~って感じかな。img_1.jpg



要するに、わたしの扉の表紙のところのオスカルさまはユサール騎兵の格好をしてます。
赤いプリスを着て、その下に黒い上着を着ておりますでしょう。

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この横に何本も走っている金色の飾りがユサール騎兵の特徴なんですね。


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わたしはドレスも好きだけれど、軍服もとても好き。
なんで好きになったかっていったら、そりゃ『ベルばら』を読んでいたからです。フフフ

ついでですが、ユサール騎兵は当時からとてもかっこよいので
人気がありました。『オペラ座の怪人』の中に出て来る仮装舞踏会でも
ラウルがユサールの扮装をしていますよ。
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それが後のルダンゴトと言われるコートに影響を与えるの、らしい、です。51_xl_AC05646.jpgNapoleon-the-Empire-of-Fashion-Lancaster-Barreto-collection.-Camel-wool.-Silk-organza-collar-piping-and-buttons.-Pluche-de-some-imitating-fur-France-circa-1808.-.jpge58b259bdf13b75666e8f1b6db90cdbe.jpgef86f20515070204ffd2320e3dc62ff1.jpg

















早いもので、とうとう第三章に突入です。
あれから結構月日がポーンと飛びます!








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バラの品格 [雑文]

子供たちが大きくなって独り立ちしてくれると
今までの気ぜわしさが嘘のようです。

こんなふうに小説も書けたりして。
ホント、嘘みたいです。

で、子供たちが大学へ行き出したあたりから
ぼつぼつ自分のやりたかったことをやるようになりました。

一番やりたかったのはフラワーアレンジメントだったのです。
綺麗にお花をあしらってみたい…。

なにかのときにこう、きれいにお花がアレンジできたらすばらしいと思っていたのです。

で、わたしの通い出したところは
京都でもというか、全国でもバラが美しくて有名なお花屋さんが
主宰しているお教室なんです。

で、あるとき先生が
「使い終わった薔薇の茎は捨てずに庭にさせて置いたりすると
案外根が付くものですよ」と教えて下さった。

で、花は切っちゃったから、茎だけを刺しておくとまぁ20本さしたら、
1本ぐらいは、きちんと根も付いて花も咲かせて(この段階までは結構行くのだけれど
花が付きすぎて死ぬことが多いの)、越冬もしてまた次の春に花を咲かせてくれる。

これは本当に可愛い

わたしはこの薔薇たちを
「わたしのお利口さんたち」といって褒めて褒めてほめあげています。

根が付いてもしばらくは本当に貧弱な花しか咲かせられないのだけれど、
今年は本当にすごい、花屋さんの花でも叶わないようなすごい綺麗な花を咲かせてくれたんです。

写真がこれ。
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これね、つぼみのときはよくわからないオレンジ色で
「なんだろ~、変な色」と思ったんですが、
外側が薄緑で中にいくと、サーモン・ピンクのすごく美しい薔薇なんですよ。
それで、すごく彫刻的で男性的で凛々しい。

そう、わたしは初めて薔薇をみて「男性的だな」と感じたのです。
写真をセンセイにお見せして名前をお尋ねすると
「アッパーシークレットですね~」
すごい、業者が作るものと路地で咲かせたものとは
なんだか雰囲気が全然違います。



また、この花も咲きました。
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これもすごい、これはたぶんブライダル・キリマンジャロっていう
ヴェリースィートなお花。名が示す通り、花嫁さんのブーケによく使われています。

でね、アッパーシークレットを見ていて
「なんかアンドレのイメージに似てる…。アンドレの花やわ」
って思ったのです。

でもたしか京成バラ園でベルばらシリーズのばらがあったように思ったのです。

で、検索するとありました、ありました!
これですよ。
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う~~ん、なんかセンスが昭和チック?
それにペアで咲かせても、純白と黄色なんてアーチにしても可愛くない~。
なんだこの単純な色合わせは~~。

じゃ、と思って、自分ならどんな薔薇をオスカルさまに見立てるか…。
今のところ
フランスのギヨーの『エリアーヌ・ジレ』なんかいいんじゃないかと思っています。

つぼみの時は赤で咲くと白い。

う~ん、複雑な美しさのオスカルさまにぴったりなんではないかと。
でも、これも花の大きさとか、属性とかいろいろと
実際に見てみないとわからないことがあるから…。

でも、育ててみたいな。images.jpg


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時間の記憶 第二章 9 [窯変 ベルサイユのばら]

皆さま、本日も当ブログにお越しくださいましてありがとうございます!


前コメントで、第二次帝政時代のオフショルダーのクリノリンドレスが
今日の花嫁さんのドレスの主流になっているという話がでましたので、
今回はちょっとそっちから攻めていこうかなと考えました。

だから今日はヴィクトリア女王とヴィクトリア朝の時代について少し。
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なぜ今日のウェディングドレスの主流はクリノリンドレスなのかというと
ヴィクトリア女王が自分の結婚式のとき、
白のウェディングドレスで結婚式をしたのが世界中にひろまったからなのです。5_YV_L.jpg426604665e7b21c80177d6987d2fd00b.jpg
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ヴィクトリア女王とアルバート公爵は
たしかどちらもドイツ系でございまして
いとこだったかな、
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ま、とにかく親戚なんですよ。

でも、イギリスという大国の女王ですからねぇ、
ただの親戚といっても憚りがあるというか
ものすごく身分に隔たりがあるのですよね。

で、アルバート公爵はめっちゃイケメンだった。
加えて相当にセクシーな人だったらしいよ。Victoria-Albert-the-young-victoria-14637483-500-313.jpg




で、ヴィクトリア女王のほうがもうお熱だったのね、
あの人がいいっ!みたいな。

でもさ、臣下が「あなたのことが好きです」って言えなかったみたい。
「女王として命令します、アルバート、わたしに愛の告白をしなさい」
みたいな感じになるみたいよ~。(笑)

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本作のオスカルさまはもうちょっとアンドレには
優しいかな。

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ヴィクトリア朝という時代は女王さまが御夫君と非常に仲がよろしく
常に妊娠している状態でございまして、
世間的には家族円満が美しい、とされた時代なのね。

だけど、本当はそうではなく、お妾さんや愛人をかこっている人もいるわけだし、
変態プレイが好きな人もいるのよね。

だけど、表向きは絶対にそういうことをやっちゃいけないんだけど、
その反動として裏でやっていることが非常にえげつなかった。

たとえば、イギリス紳士がフランスの娼館に着て遊んで行ったりすると、
そりゃイギリスって国は金持ちだからたくさんお金を払ってくれていいんだけど、
さすがの娼婦でさえ「ええ? そんなことまでしなくちゃいけないの?」
みたいなすごいことまで平気でさせたみたいよ。

だからフランスの娼婦はイギリス人が来ると、いささかげんなりしたとかいう…。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さて、昨日の続き。




どうなるかとヤキモキされましたでしょうか?

ふふふ、こうなるのですねぇ~。






オスカルさまはもう耐えられなくなって、外へ駆けだしていきます。
もう、一人になって大泣きしたい。

これまで一生懸命、自分を抑えて努力してきたのは
なんだったってゆーの!!

でも、アンドレはどうしてもオスカルさまをひとりきりにして
悲しい思いはさせたくないんですよね。
…これもまさしく愛です。

オスカルさまはアンドレがいなかったら、
ああもまっすぐに生きることはたぶん、できなかったと思います。



オスカルもアンドレもマチルドも、
読んでいる方もみんな苦しい回です。










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月蝕1 [月蝕]

サージェントの小説を連載中なのに突然で申し訳ないのですが…。



バリバリのR18です…。

描写も暴力的ですし、内容も相当に陰惨です。

しかし私としては「禁断の純愛(笑)」を書いたつもりです。

しかも甘くなく、ビターですねぇ。

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月蝕2 [月蝕]

バリバリ18禁、第二弾です。

読んで「え?」となられたでしょうか?

それとも「な~んだ…」と思われたでしょうか。

出来事は凄惨で暴力に満ちていますが、

結構、心理的には深いところを狙ったつもりなのです。

私は自分のテーマにcompassion っていうのと

それに共感してくれる、運命のパートナーっていうのを

常に考えてしまいます。

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月蝕3 [月蝕]

あ~、遂に来た!

月蝕3のタイトルは「サキュバス」ですよ!

どんなシーンが展開されるのでしょうか…。

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月蝕4 [月蝕]

さあ、だんだんラストに向かって

加速していきました。

誰がどこまで真実を語っているのか…。


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月蝕5 [月蝕]

とうとうラストです。

私のセクシャルディレクションは

ヘテロですが、

ホモセクシュアルの方は辛いな、

とこの小説を書いていて思いました。

禁断の恋…。

さあ、どう最後はどうなるのでしょう!

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『月蝕』あとがきのようなもの [あとがき]

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ここにいきつくまでに、

他のところでさまざまなことを語っているので、

もうあんまり目新しいことは言えないような気がしますが、

まぁ、それでも気を取り直して書きます。


『月蝕』というのは実は娘がつけてくれたタイトルでして、

初めはくるっているという意味で『ルナティック』ってつけていたのです。

しかし、作品を読んで、「それはちょっとこの作品に合わないんじゃないか」

とアドバイスしてくれたのですねぇ。

月の光に当たると人間の精神はおかしくなる、と西洋では言われているみたいですが、

その月の光もあたらない真っ暗な夜は、人はさらにヤバいんじゃないか…

和泉式部の「暗きより暗き道にぞ入りぬべき はるかに照らせ山の端の月」

というように、月の光があればまだ救いもあるものを

この小説は真っ暗なので、もう救いようがないのです。



う~~ん、書きたかったのは

実は「人を愛する」などというのは、実は「自己愛」の反映で

気のせいなんじゃないのか…と疑ったところにあります。

己がかわいいだけで、ひとりでいると孤独だから

恋愛しているように錯覚しているだけなんじゃないか…。

実際、恋愛関係の男女が同衾していたとしても、

それって心が繋がっているようでいて、

実は繋がってないんじゃないか、と疑ったのです。

まぁ、それがリブシェに成りすまして、男のリビーがフランツと寝ていた

って告白に出ているんですが…。う、暗いですね(笑)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この小説の主人公は、フランツとリビーとリブシェの三人ですが、

実はリビーとリブシェというのは、フランツが生み出した妄想かもしれないし、

本当かどうかもあやしい。

フランツが統合失調症だった可能性もあるし、

最後はそれが治って、リビーというパーソナリティに収まった、という

考え方もあるかな、と思うのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ただ、双子といっても、

女性のリブシェには、日本でいうところの「荒魂」と「和魂」のふたつに別れるのです。

書いていて私は、イザナギノミコトを連想してしまいました。

ナギミタマ(和魂)のときは、本当に優しくて、おしとやかでって

なんだか大和なでしこみたいな(いや、チェコ人だけど)女性だけど、

一度狂ってアラミタマ(荒魂)の状態になると、

男の生気を全部吸い取って殺してしまうのですねぇ。

う~ん、ちょっとここら辺、幽玄能を意識しているかもしれません。

要するに、リブシェはユングのいうところのグレートマザー型の女なのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

そこへ、双子の兄のリビーが同じ身体に同居しているという、

ちょっとめんどくさい設定なのですが、

まぁ、この人の精神はまともなのですかねぇ。

ゲイ、というところで考えてみたのですが、

こういうセクシャルディレクションなんて

その人がある程度大きくなって、実際、好きになった人が男だった!っていう

事実があって初めてわかるものだし、なかなか厄介なものなのでしょうね。

ゲイの人の恋は、相手もゲイでなければおそらく成立しないだろうし、

だからと言って、ゲイ同士恋に落ちればいいじゃないのといっても

恋なんてそんなに都合よく人を好きになれるものでもなし、

リビーの「恋は過去になってこそ、本当に成就する」ってなのは

私の信念でして、

現在進行形の恋っていうのは、今の時点でうまくいっていたとしても

未来はどうなるかわからない。

やはり終わってみて、偲んでこそ恋、と思うのです。

恋愛は美しいばかりじゃないからねぇ…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
書いたものを読み返してみてふと思ったのですが、

わたし自身、大人数でワイワイと騒ぐのが苦手な性格なので、

出て来る登場人物もみな、孤独ですね。


特にリビー。


まぁ、実にドライというか、割り切っているというか…。

好きな人でも手段を選ばす殺すんですよね、


ただものすごく自分に正直だし、善人ぶってないところが

唯一の救いではありますが…。

基本的にこの人は誰も信用なんかしてないんでしょうね。

おそらく唯一愛したフランツでさえも。



二転、三転と事実が変わっていて

本当のところは解らない小説ですが、

でも実際のところ、人間ってとらえ方によって、

事実の認識というものは多少ずつ変わっていくものなんじゃないかとも思っていました。

結構凄惨で暗い小説ですが、

結構書いたあとの充実感というものはありました。

時間の記憶 第二章 8 [窯変 ベルサイユのばら]

皆さま、本日も当ブログにお越しくださいましてありがとうございます!

昨日は大幅にアクセス数がダウンしていて、ちょっとしょんぼりしてしまいました。
ラグジェリアスな描写がずうっと続いて退屈だったのでしょうか。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さて、今回はオスカルさまはどれぐらい美女だったのでしょうという
ご質問に対して、わたしなりの考察(といった大層なものじゃないけれど)
を披露してみたいと思います。

わたしは昔の美女の写真を見るのが結構すきなのですが、
この写真を見てうなってしまいました。

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まるで天女のようじゃありませんか?

この方は20世紀初頭のノルウェーだったかな(ごめんなさい、うろ覚えで)
その国の王妃さまでクィーン・モードという方です。
イギリスからお嫁に行かれた方ですね。

もう、顔の造形がどうこう言う前にこの優雅さ、佇まい、この威厳。
(まぁ、わたしはこういう20世紀初頭のS字ラインのヌーボースタイルのドレスが
ドレスの中で一番好きだというのもあるのですが、)

扇を少し広げてお座りになっておられる写真なんか
「座る」という言葉が失礼に感じる。
「そっと腰を下ろされる」というのが正しい
(これはある貴族がシシィに対して使用したものですが)

どんなお声で話されたのだろうか、とか
よくこんな細い腰でお子様を産めたなぁとか
いろいろ思うのですよ。

ですからね、オスカルさまもこの王妃さまと同じように
並みの人間とは違う、気品、威厳、典雅さというものがあったに違いないと思うのです。
今はこんな時代ですから、どこの王室の王様、お妃さま、王子さま、王女さまも
みなそれぞれに美しいとは思いますが、
このモード王妃のように「神がかったような神秘的」な佇まいはないんですよね。


いかに革命の波は高かったのかというのはこの写真を見るとわかる。
これはプルーストの『失われた時を求めて』に出て来る
主人公が憧れるゲルマント公爵夫人のモデルとなった
グレフュール伯爵夫人ですが、
美しいは美しいけど、モード王妃のような神秘的なところはないです。
もっとなんというかな、俗っぽい。






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自分がものすごく美人である、という自己顕示欲みたいなものも
感じられるし。
それに対して、モード王妃はあまりにもやんごとないので、
そんな自分の美醜に対して人目を気にする風ではない、というような
なんていうのかな、世間に並び立つ人がいないほどの高貴な人にありがちな
天真爛漫さがあると思う。


それは今という時代に生きているから仕方がないともいえるけど、
やはり昔は「貴人」と言ったら、本当に「深窓の令嬢」という言葉もあるように
部屋の奥深くにいらっしゃって、お顔も見ることは許されない、
そんな方だったのでしょうね。

ましてや、ただの人が気軽に声を掛けるなど
もってのほか、というか、ほとんど気おくれのようなものを感じてしまう、
そんな存在だったのだろうと思うんですよ、オスカルさまもね。

たとえ男装の麗人であったとしても。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






















今回、オスカルさまは我慢に我慢をしていたのですが、
突然キレてしまいます。

そりゃそうですわ、まだ14歳になるかならずですもん。
そういうとき、またまた彼女のアークエンジェルが…。
さて、どうなるのでしょうか!!!




これからも応援よろしくお願いします。





続きを読む


時間の記憶 第二章 7 [窯変 ベルサイユのばら]

皆さま、本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます!


きのうのコメント欄で質問があったのですが、
ナポレオン時代にスケスケのドレスは
本当に着ていた人がいたのでしょうか?




はい、絶対にいたと思います。

この写真見てください。

すけすけドレスをはやらした張本人、マダム・タリアンこと
テレジア・カヴァリュス
本家はやっぱり胸を見せてますね(笑)
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恐怖政治が終わった直後はみんな、浮かれ騒いでこんなハメを外した格好をしていたかな
と思われます。彼女の親友だった皇妃になるジョゼフィーヌも。

ですが、ジョゼフィーヌは皇后になったら
さすがにこんなに下品な服はさすがにきられない。

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ハリウッドの芸能人の間では今、こういうかんじのドレスを着るのが流行っていますね。
でも、こういうのって芸能人だから着るんであって、
しかも若くて絶対に身体に自信がある人しか着ないドレスです。
ま、裸になって人の前に立つくらいにボディに自信がある人は
オッケーだと思います。

われこそはディーヴァ(女神)よ!と思うくらいの矜持があれば。



リアーナ。
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ヴョンセ。
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しかし、ヨーロッパの貴人たちは美醜には非常に厳しいので、
万が一、美しくないと判定された場合は、二度と表を歩けなくなるかもしれない
というリスクはあると思います。


たとえ身体の線がきれいでも、経産婦だったりすると
ツインピークスの部分がちょっとブッブーみたいな感じだったりするわけで
(経産婦になると乳房の形も崩れるのも嫌だけど、
 乳暈が広がるのも所帯臭くていやよねぇ… 萎えるわw)

まぁ、着る人がいたとしても露出度の高い、低いは
時間帯と着る場所を選ぶでしょう。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さて、昨日は第二帝政時代のドレスをご紹介していましたが、
今日はちょっと時代を遡って、
ハイウエストのインペリアルドレスをご紹介しますね。

オースティンの作品はだいたいこのインペリアルドレスが流行った時代です。
面白いことに、おんなじインペリアルドレスが流行ったにしても
そのお国柄がどことなく偲ばれるものなのです。

イギリスはちょっと控えめです。

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ロシア。『戦争と平和』のコスチューム。
わたしはナターリアのコスチュームよりどちらかというと
ボルコンスキー公爵の軍服の美しさにむしろ、目が行きますね~
ヨーロッパの、胸が厚くて、手足が長い人じゃないと似合わないのね、
こういう軍服って…(ため息)
社交界の華って軍人とはよく言ったものだと思います。
このころ、「ダンディ」という考え方がメンズファッションを取り巻くのですが、
要するに、これまでのロココっぽいハデハデさから脱却して
黒や白を基調にしたもっとシャープなものになっていくのです。

でも、でも、こんな軍服を着られたら、さしものダンディ君も形無しじゃございませんか~。
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ボルコンスキー公爵が、娘の側についていたお母さんである伯爵夫人にこう尋ねるのです。
「伯爵夫人、あなたのお嬢さまと踊るという歓びをどうぞ、わたくしにお与えくださいませ」
 クッww!
 こういう言い回し、日本にはないよね。急いでメモしましたともさ。(笑)

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こちらはバルザックの『ランジェ公爵夫人』です。
もう、インペリアルドレスといってもこっちのこの退廃的で
人を喰ったあざとさ、というか、いかにもフランスの成り上がりの貴族っぽい
この大胆な色使い…。
やっぱりこれも素敵です。
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これちょっと見てもらいたいんですけど、
ランジェ公爵夫人のご一家って亡命して、帰って来られた一族なのね。
昔からの貴族だった人は、アンシャンレジームのスタイルを崩してないの。
そこが面白いね。
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ヤバイくらい胸のクリが深いですね。こういうところもフランスっぽいのかも。



ヘアスタイルもギリシャ風を装っているのがわかります?
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最後にこれも紹介しちゃおう。
これも紛れもなくインペリアルスタイルのドレスだと思いますので。
綺麗ですね~。

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つらつら考えるに、どう考えてもヨーロッパの社交界における夜会服というのは、
そのドレスが綺麗っていうのも大事なのかもしれないけど、
やっぱり本当の主役はその美しい肉体なんだと思うのね。

チラリズム主義の日本とまったくベクトルが違う代物よ。
その服を脱がせたら、どんなに美しい肉体が現れるのだろう…と
男を妄想に駆り立てる装置なのね。






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本編のこの晩餐会の箇所は、華やかな貴族の社交生活を表現しており、
非常に書いていてもカラフルで面白かったのです。

ですが、また逆に言えば、これはもうあらかじめ父親であるジャルジェ将軍が
娘オスカルのために用意した茶番劇といってよいようなもので、
すべて父親の思惑通りに進んでいきます。

ジャルジェ将軍は自分の美貌にもかなり自信と誇りを持っていて、
当然、その美貌を生き写しにしたオスカルを社交界の中央に押し出そうとして
画策したのがこの晩餐会です。


でも、外見はそっくりでありながら、心の胸中がまったく違うのがこの父娘でして、
父親は得意の絶頂にいるのでしょうが、一方のオスカルは…というところに
注目して読んでいただくとよいかなと思います。


どうぞお楽しみくださいませ。
そして、感想などまたお聞かせ願えると本当に幸せです。
よろしくお願い申し上げます!
(それだけが、今のところ書くことへの原動力となります!!)








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時間の記憶 第二章 6 [窯変 ベルサイユのばら]

皆さま、本日も当ブログにお越しくださいましてありがとうございます!

この回を書いているとき、なんだかオスカルさま、可哀そうだなあと
思いました。

オスカルさまは品定めされているんですよね、でもそういった一連の貴族の思惑を見越して
ジャルパパはきちんと布石を打っているわけです。

本来は繊細でどちらかといえば、芸術的気質があるオスカルさまは
こういうあざとさには耐えられる人間じゃないのです。



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コメントに第二帝政時代の肩がむき出しになった
ドレスのことに言及されていましたので、
主だった絵画などをUPしてみたいと思います。

前にコメントにも書きましたように、
ナポレオン三世の皇妃であるウージェニーはものすごく
首から肩にかえてのラインが美しく、
むき出しになった服をよく着ていました。
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それが一世を風靡しまして、フランスだけでなく
ドイツやオーストリア、たぶんロシア、イギリスでも
流行るのですね。
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このように同時代人のオーストリアの美神シシィも。





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メッテルニヒの孫娘も。
(この人は『美しき醜女(しこめ)』と言われ、ファニー・フェースの元祖です)


お年を召した方も。(実はこれもウージェニー皇妃らしい!)
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花嫁さんも。
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こういうすごいドレスを本当にお召しなっている人がいた時代があったんですねぇ。
おぐしを整えて、着付けをするだけでも相当な時間がかかったでしょうねぇ。
優雅な時代ですよ。






コメントにも言及しました、コゼットの衣装ですが、
たぶん完全な第二次帝政スタイルではないですね。

たぶん、ナポレオンの頃のハイウエストのインペリアルドレスが廃れて
その後の移行期のドレスかなと思います。時代としたら1840年ぐらい?

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こんなふうにドレスの時代を衣裳を見て類推するのも楽しいものです。















今回も楽しんでくださいませ。








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フーガ(遁走曲)Ⅰ   [『ベルサイユのばら』Prequel]

永遠の名作『ベルサイユのばら』の中の、まだオスカル・アンドレのジュヴナイルだったときの
お話しです。

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フーガ(遁走曲)あとがきのようなもの? 笑 [あとがき]

Marie-Joseph Paul Yves Roch Gilbert du Motier, Marquis de La Fayette.jpg



本来なら、こんなことを書くのは蛇足以外の何物でもないので、

自分の美意識からは反することなのだけど、

まあ、それでも駄文なら駄文なりに

ちょっと自分の思ったことを書いてみたい、と思います。


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